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【今さら聞けない】がん保険の内容と必要性を基礎知識とあわせて解説!

がん保険の保障内容

がん保険は文字通り、がんの治療費をカバーする保険です。保険会社によって多少の違いはありますが、大きく分けると5つの保障内容で構成されています。

  • がん診断(治療)給付金
  • がん治療給付金
  • がん入院給付金
  • がん手術給付金
  • 保険料払込み免除

がん保険で上記の保障は基礎的なものばかりです。それぞれの特徴や保障条件を確認していきましょう。

がん診断(治療)給付金

がん診断給付金は、がんと診断されたときに受け取れる保障です。がん診断給付金は、まとまったお金(一時金)として受け取ります。一時金が受け取れる回数や保障条件は、保険会社によって内容が異なるので注意しましょう。

一時金の使い道は自由なので、治療費や生活費として使うケースが多いです。貯金を減らしたくない人や、家族の生活費を確保したい人にとって、一時金は利用価値が高くおすすめです。

がん治療給付金

がん治療給付金は、抗がん剤や放射線治療を受けた場合にお金が支払われる保障です。通院や入院を問わず、抗がん剤や放射線による治療を受けた月ごとに支払われます。2017年に厚生労働省が調査したところ、がんによる入院治療日数は17.1日と明らかになりました。1996年の同じ調査で判明した35.8日から大幅に入院日数が短くなっています。

入院での治療が減少した代わりに、通院での治療が増加しています。そのため、がん治療給付金は近年の医療事情から、必要性が高まっている保障です。医療事情に合わせた保障を備えたい場合は準備しておくと心強いです。

がん入院給付金

がん入院給付金は、入院した場合にお金を受け取る保障です。入院給付金は日数無制限で保障されているので、入院が長くなっても保障し続けてくれます。入院給付金は日額5,000円や10,000円のように、入院1日あたりいくら給付してもらうかを、あらかじめ設定します。入院日数は短期化しているものの、15歳未満や75歳以上では20日以上入院するケースもあるので、準備しておくと安心です。

がん手術給付金

がん手術給付金は、がんの手術を受けた場合にお金が受け取れる保障です。保険会社によって内容は異なりますが、入院日額の10倍~40倍までの中で支払われます。乳がんや子宮がんといった女性特有のがんには、さらに手厚い保障となる特約も存在します。

保険料払込み免除

保険料払込み免除は、がんと診断された場合に以後の保険料が不要になる保障です。がんは治療費が高額になりやすく、長い間治療が必要な場合もあります。そのため、保険料の支払いで毎月の家計を圧迫してしまうかもしれません。そのため保険料の支払いが免除されると、より治療に専念しやすくなります。

その他にも、がんで死亡した場合に保険金が受け取れる「がん死亡保険金」や、退院後に給付される「がん退院給付金」があります。

がん保険と医療保険は保障として何が違うの?

がん保険は医療保険と同じ病気に関する保険ですが、保障される内容は異なります。まず、がん保険は文字どおりがんが対象となり、医療保険は病気やけがの全てが保障対象です。医療保険の主な保障内容は、入院給付金と手術給付金で設計されています。

入院給付金はがん保険が無制限で保障していますが、医療保険は違います。医療保険は保障できる入院日数が制限されており、無制限ではありません。たとえば60日型とよばれる保障タイプでは、1回の入院保障は60日までです。

契約後の免責期間も違います。免責期間とは、保険に加入しても保障が受けられない期間です。医療保険は契約するとすぐに保障が始まりますが、がん保険は免責期間があります。がん保険の免責期間は、一般的に90日間です。

なぜがん保険を加入する必要性があるか

がん保険に加入するかどうか、さまざまな意見があり正しい判断は難しいです。今回は、がん保険に加入しておいた方がよいとされる理由を2つの側面から解説します。

  • がんの罹患率
  • がんにかかる治療費

がんの罹患率と治療費は密接に関わっています。がんになると治療する頻度も高いので、治療費もかさみやすいです。がんの場合は、再発や転移によって何度も治療をするので、費用もかさみやすくなります。がんにかかる割合と費用の関係性をさまざまな統計から確認していきましょう。

がんの罹患率から

国立がん研究センターの調査によると、一生のうちにがんと診断される確率は男女とも50%を超えます。とくに男性は65.0%と3人に2人はがんになる可能性が高いです。

5年相対生存率も男性は62.0%、女性は66.9%となっています。1993年の調査では60%を下回っていたので、5年間の生存率も高くなっている状況です。以上からがんは「罹患するリスクも高く、さらに何回も患う」リスクが高まっているといえます。

がんにかかる治療費から

治療費が大きくかかってしまう面も、がん保険が必要とされる理由です。がんに罹患して入院した場合の診療費を、厚生労働省の調査をもとに表にまとめました。

単位:円 協会健保 組合健保 共済組合 国民健康保険 後期高齢者医療
悪性新生物 722,961 733,297 714,383 697,772 633,254

実際に治療費は3割負担なので、おおよそ25万円程度になります。入院をしている時の費用だけでなく、がんは入院外の費用も考慮しないといけません。

単位:円 協会健保 組合健保 共済組合 国民健康保険 後期高齢者医療
悪性新生物 41,087 38,657 37,799 55,734 46,881

以上から治療費も大きくかさみやすい傾向にあるので、がん保険に加入する必要性は高いといえるでしょう。それ以外にも、がんに一度でもかかってしまうと、がん保険への加入は原則できません。

がんになって保険に入れず後悔しないよう、健康なうちから加入をおすすめします。

がん保険の加入率は増加している

実はがん保険に加入している世帯は、近年増加しています。公益財団法人生命保険文化センターの調べでは、2021年のがん保険加入世帯は66.7%です。2015年の60.7%から、徐々に加入率の推移は高まっています。

年齢別にがん保険に加入している割合を見ると40歳代が約50%と最も高い結果となりました。働き盛りで家計を支えている人が加入しているといえるでしょう。

性別 20歳代 30歳代 40歳代 50歳代 60歳代
男性 22.0% 46.3% 52.8% 46.8% 42.2%
女性 28.9% 46.5% 49.2% 43.1% 39.0%

治療が長引いてお金に不安を感じる人や、家計を支えている世帯主は特にしっかり検討しましょう。

治療費と罹患率が要因となって近年がん保険は人気

罹患する人の割合と生存率が高まっている背景から、がんは通常の病気より治療する回数や期間が長いといえるでしょう。それに伴い治療費がかさみやすいので、がん保険の必要性は高まっているといえます。

実際にがん保険の世帯加入率は増加していて、関心度は高いです。以上から下記のような人に、がん保険はおすすめできます。

  • がんの治療費を貯蓄から回したくない人
  • 家族にがんの治療費で迷惑を掛けたくないと思っている人
  • がんになるリスクが高いと考えている、または心配に感じている人
  • がんで仕事ができない時の生活費のカバーをしておきたい人

保障内容や保険料は商品によって異なります。細かい条件や内容は、事前にきちんと確認をしてください。

出典
厚生労働省 平成29年(2017)患者調査の概況
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/dl/03.pdf
厚生労働省 患者調査の概況
https://www.mhlw.go.jp/www1/toukei/kanja/4-1.html
国立研究開発法人 国立がん研究センター 最新がん統計
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
国立研究開発法人 国立がん研究センター 年次推移
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/annual.html
厚生労働省 医療給付実態調査 報告書 令和元年度
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450389&tstat=000001044924&cycle=0&tclass1=000001044945&tclass2=000001156339&stat_infid=000032109260&cycle_facet=tclass1%3Acycle&tclass3val=0
公益財団法人 生命保険文化センター 2021(令和3)年度 生命保険に関する全国実態調査
https://www.jili.or.jp/files/research/zenkokujittai/pdf/r3/sokuhoubanR3.pdf
公益財団法人 生命保険文化センター 令和元年度 生活保障に関する調査
https://www.jili.or.jp/files/research/chousa/pdf/r1/2019honshi_all.pdf


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